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我が家・2
2006 / 08 / 15 ( Tue ) 00:38:46
我が家は、お父ちゃんも、母も、実はじーちゃんもアダルトチルドレンなのだ。
みんな傷だらけのインナーチャイルドを抱えている。
それを理解したのは、いつだったか。
専制君主や「親」という絶対的存在だった彼らが、私と同じ痛みや悲しみを抱えている
ひとりの弱い人間だってことに、ある時ふと気が付いたのだ。

「なんだ。。。この人たちも、私とおんなじなのか。。。」
その瞬間から、私は私のチャイルドの痛みとは別のところで、彼らの目線に歩み寄る様になっていった。なぜなら、彼らもまた、自分の両親に愛で満たされなかった子供達だったからだ。

お父ちゃんは、あれだけひどい虐待を受けていたにもかかわらず、私達に対して
じーちゃんの様な暴力は決してしなかった。
全く無かったわけじゃない。でも、質が違う。
「それだけはしたくなった。なにが在ってもしないと決めていた。」
後にお父ちゃんはそう云っていた。
でも、必死になって抑えていたから、結果的に私たちを「放置」することになってしまった。
お父ちゃんは、自分が愛情に包まれて育ってこなかったから、子供に対する接し方を知らなかったのだ。どうしていいか、わからなかったのだ。
お父ちゃんは、私達にブランコを作ってくれた。
小さなプールを作ってくれた。
お父ちゃんは、自分に作れる「物」を私達に与えようとしていた。
愛が分からないから。やすらぎを知らないから。。。
不器用でも、それがお父ちゃんの精一杯の愛情だった。

母は、自分の親から抱きしめられたことが無かったという。
中学生の頃自律神経失調症になった母を、母の家族は腫れ物を扱うように接し、
愛で接することなく不安定な状態のまま、若い母を見合いで嫁がせてしまったのだ。
そして、あの嵐の様な家に入ってしまった。。。
でもそんな中でも、母は私達に毎日ご飯を作ってくれた。
洗濯をしてくれた。時々ケーキも焼いてくれた。
誕生日にご馳走を作ってくれた。。。
大変だったろうに。。。

じーちゃんがどうやって育ったのか詳しくは知らない。
ただ、じーちゃんの両親とそのばーちゃんが恐ろしく厳しい人達だったことは伝え聞いている。
だけど私は気付いてしまったのだ。
あんなに憎んでいたじーちゃんが、弱くて脆くて、実は家族の誰よりも臆病な人間であることに。

じーちゃんは昔から、タバコを大量に吸っていた。
部屋全体が変色するほど毎日吸い続けた。
そんなある日、私は見たのだ。
たった30分、タバコを吸うことが出来なかっただけで、身体がかすかに震え、怯え、
眼が泳ぎ、焦点が定まらなくなり、ろれつまで回らなくなったその姿を!

そう、じーちゃんは、ニコチン依存症だったのだ。それも、深刻な。。。
それは、私にとってなんともいえない複雑な想いを生み出した。
だってあのじーちゃんが、家の中をめちゃくちゃにしてきたあのじーちゃんが、
タバコ一本吸えないだけで、こんなにも弱弱しく怯えているなんて!
信じられなかった。
高慢で怒鳴り散らして周りを思い通りにコントロールしてきたあの人が、
それを手放したとたん、ただ立っていることすら出来ないなんて。。。

その事実は、雷に撃たれたかのような衝撃を私にもたらした。
そして、その瞬間に、あらゆることが頭を駆け巡り、私は急速に全体を理解していった。
この人まで、私とおんなじだった!
じーちゃんもまた、真っ当に愛を受け取らずに生きてきたんだ!
だから、人の愛し方が分からなかったんだ!
みんな、同じ場所に立っていたんだ。。。
なんてことだろう。。。
みながみな、連綿と続く恐れ連鎖に囚われていたなんて。。。
多分、じーちゃんやばーちゃんの両親やそのまた両親も、きっとそうなんだろう。

私の中には、インナーチャイルドの傷がまだまだ残っている。
でも大人の私には分かる。わかっている。
あの人たちが、あの人たちなりに私を愛していたことを。
自分自身が真っ直ぐに愛されることが無かったから、愛し方が分からないだけだってことを。
ただそれだけなのだ。

あの頃から長い月日が経って、私達家族はずいぶん変わった。
課題が無いわけじゃないけど、以前よりもずっと穏やかで優しい。
互いに素直にありがとうも云える様になった。
にーちゃんも無事結婚し、奥さんのお腹の中には新しい命が宿っている。
私はこの美しい風景を見て、ああ良かったなあ。。。としみじみ思う。
それぞれに学ぶことは尽きないけれど、私は今、びっくりするほど幸せなのだ。
ありがとうみんな。
これからも、よろしくね!

あとは、小さい頃に置いてきぼりになった私のチャイルドちゃんを私が満たしてあげればいい。
一歩一歩、少しづつ。。。ネ^-^




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テーマ:回想 - ジャンル:心と身体


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comment
 

うちの母もアルコール依存で鬱で、わたしが小さい時に祖母との諍いで家出して・・・
わたしにはインチャの傷がたくさんあります。
でも、そんな母も複雑な家庭環境で、たくさん傷付いて生きて来て・・・
わたしたちは同じなんだなと、空さんの記事を読んで気付きました。
初めて母の人生に涙が出ました。
本当にありがとう、空さん。
愛の気付きをありがとう。
by: 久美 * 2006/08/16 22:15 * URL [ *編集] * page top↑
 

久美さんこんにちは!
久美さん、いままでとってもがんばってきたんだね。。。
わたし、何もかも全部がわかるとかじゃないけど、コメント読んで、
なんか傷付いた久美さんをハートが感じて、胸がぎゅうっとなったの。
わたしは思わず、そんな久美さんを抱きしめてた。

お母さんの痛み、分かち合えてよかったね!
そうやって少しずつ、いろんなこと許せたらいいね^^
わたしも、父の不器用な愛情を受け取るのにずいぶんかかったけど、
受け取れてよかったって思うよ。心から。

こちらこそ、素敵なコメントありがとうだよ!
ほんとにありがとうe-398
by: 空太夫 〉久美さんへ * 2006/08/18 18:08 * URL [ *編集] * page top↑
 

空さん^^本当に優しい言葉をありがとうです。
温かい気持ち、感じました。
今月のdozenワークで逢ったら、ぜひお話しましょうね。

空さんのブログをわたしのブログにリンクさせて貰いたいのですが、いいですか?
よろしくお願いします♪
by: 久美 * 2006/08/18 23:47 * URL [ *編集] * page top↑
 

21日のワーク、たのしみー!
初参加なので、よろしくです^^
どんな体験が待っているのかいまからどきどきワクワクなの。
えへへ。

リンク大歓迎ですよ~^-^
こちらこそ、ありがとう☆★☆
by: 空太夫 〉久美さんへ * 2006/08/19 21:35 * URL [ *編集] * page top↑
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